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蜜蜂と遠雷・・・恩田 陸 [book]

直木賞で本屋大賞ですからやっぱり読んでみたくなります。
何の予備知識もなく手にとったら、ピアノコンクールを描いたものでかなり分厚い本だったので、自分にはどうかなと思いました。

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読み始めると面白くてどんどん引き込まれます。
以前、ダヴィンチコードを読んだときに小説に出てくる芸術作品の写真を見ながらワクワクした感覚に似ています。

よく出来たもので今はYouTubeとかで楽曲を聴きながら読むこともできます。
この本のための音楽CDも販売されていることを読み終えてから知りました。。。

読者はみんな楽曲を聴きたくなるのではないでしょうか。

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黄砂の籠城・・・松岡圭祐 [book]

最近読んだ本の中ではかなり印象に残るものになりました。
そもそも「義和団事件」という名称は知っていても、どのようなものだったのか覚えている人は少ないでしょう。

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明治33年、北京の在外公館区域で2ヶ月にわたって列強各国の人々が現地の暴徒化した集団や清国軍隊と戦った事件です。ここで登場する柴五郎という駐在武官が実在の人物でいかにこの困難に対処したかが描かれています。日本人なら知っておくべき史実だと思いました。

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日の名残り・・・カズオ イシグロ [book]

話題のノーベル賞作家、ぜひ読んでみたいと思いました。
原文は英語で無理があるため、当然ながら翻訳本で読みました。
本来の文章の美しさは残念ながら分からないのですが、土屋政雄さんの邦訳はすばらしく味わいがあり感心しました。

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1次大戦後の英国、由緒ある貴族に仕える執事が主人公です。
大きな館に働く執事たちの日常を通して、当時の英国の政治や生活ぶりが鮮やかに描かれており、翻訳と言いながら、とても印象深い小説でした。
ある意味失われてしまった良き時代の英国がそこにあるということでしょうか。

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一路・・・浅田次郎 [book]

急死した父親のお役目を急遽引き継ぎ、小野寺一路が参勤行列の全てを取り仕切る御供頭に。
一切の経験も知識もない一路が、中山道を通って無事お殿様の行列を江戸までお届けすることができるのか、というお話です。

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浅田次郎さんファンですが、この小説は「よくぞこんな話が書けたな」というぐらい感心しました。
江戸までの道中にさまざまな事件が起こります。
最初から最後までとても面白かったです。

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下町ロケット2 ガウディ計画・・・池井戸潤 [book]

ロケットエンジン部品であるバルブシステムで最先端技術を持つ町工場、佃製作所。
直木賞受賞作品の第2弾です。

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佃製作所に医療機器部品試作の依頼が持ち込まれるところからストーリーは始まります。
医科大学、大手メーカー、行政機関そしてライバル企業の思惑が交錯するなか、思いもよらぬ医療機器の部品開発に没頭することに。
あっという間に読み終え、期待通りの面白さでした。

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花神・・・司馬遼太郎 [book]

久しぶりに司馬さんの小説を読みましたが、やはりさすがに面白かったです。

村田蔵六(大村益次郎)
長州の田舎医者であった蔵六が緒方洪庵のもとで蘭学をまなび幕末の動乱の中で近代軍制を創設していくわけですが、木戸孝允に才能を見いだされ、次第に時代を動かす重要な役割を担っていきます。

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蔵六がいなければ、明治政府ははたしてあのような形で成立しえたのかと思わせるほどの傑出した人材であったようです。
靖国神社にその像が建っています。

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劇場・・・又吉 直樹 [book]

芥川賞受賞後の新作ということで注目していました。
演劇を志す主人公と恋人のぎこちない東京生活が舞台です。

繊細な感情の起伏が描かれており「らしい」作品だと思います。
個人的には「火花」よりこちらの方が好みです。

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登場人物は又吉さんとイメージが重なってしまいますが、本人はどう思っているのでしょうか。

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陸王・・・池井戸 潤 [book]

小さな老舗の足袋製造業者が、困難を乗り越えてランニングシューズ「陸王」を開発し、新しい業界に挑戦していくストーリーです。

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この著者の作品はどれも読みやすく面白いのですが、本書は読者の期待通りに話が展開していきますので、ある意味完全な「予定調和」を体感できます。
スポーツ用品メーカーが有力選手のスポンサーになっている実態などが興味深く読めました。

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700番  第一巻・・・ASKA [book]

ASKAの覚醒剤事件をめぐる手記です。
1年ほど前、音楽活動再開も見通せない状況で、この手記を数日間ブログに公開。
世間は驚いたはずです。
この頃は、彼は病気だと思われていたようです。

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しかし今年2月に新曲を発表し活動を再開しました。復活を待ち望んでいたファンの一人として、とても嬉しかったです。彼は「この本を出版すると私は終わるらしい」と言われたと書いています。しかし信念を持って公開したASKAの気持ちは分かるような気がしました。
新しい音楽の創作活動を楽しみにしています。

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儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 ・・・ケント・ギルバート [book]

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執拗に繰り返される近隣国からの嫌がらせ。
これを日本人はどのように理解するのが正しいかを説いています。
アメリカ人(あるいは欧米人)が日本人のことをどう見ているのか分かり元気付けられます。


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